
トンネル
設計
新設トンネルの設計では、利用者の利便性、安全性、また、立地によって異なる条件を精査し、施工性、景観性、維持管理性やコスト縮減を最大限に配慮することが求められます。

詳細設計及び施工管理を実施。トンネル掘削時に上部から岩塊の抜け落ちが懸念されたため補助工法として長尺鋼管フォアパイリングを採用

美作岡山道路建設工事(設計業務委託、トンネル工事岩判定会議支援業務)を実施。写真:美作岡山道路の開通を前に行われた記念イベント

市道56号線に位置するトンネル詳細設計及び照明設備設計を実施。二野工業団地から市道27号線をつなぐ幹線道路の整備により近隣ICへのアクセス向上や渋滞を緩和

山岳トンネル本体詳細設計。森本トンネル(2期線)は金沢東部環状道路においてすでに供用中の1期線に併設して計画された659mのNATMトンネル
点検・調査
トンネル点検や劣化原因究明のための詳細調査を実施し適切な劣化診断を行います。また、点検作業・点検調書作成の精度向上や建設DXの取り組みとして、走行型画像計測やタブレットによる変状展開図作成・点検調書作成の自動化も取り入れています。

電磁波レーダによる覆工背面空洞調査を実施。トンネルの覆工背面の空洞および覆工巻厚を確認し補修設計等の基礎資料とし調査を実施

安全で円滑な交通の確保や第三者への被害の防止を図るため、トンネルの変状・異常を把握・診断し維持管理を行うために必要な情報を収集
補修設計
豊富な構造物設計でのノウハウに加え、新技術を積極的に取り入れるとともに、劣化要因の的確な特定・排除による再劣化防止へ力を入れた対策を講じます。また、トンネル内の視認性・明るさ確保への配慮、火災やその他の事故への防災対策のためのトンネル関連設備のすべての設計に対応しています。

国道20号大月バイパスに計画された、延長379m(NATM区間283m、函渠区間96m)の大月トンネルの照明・非常用設備などの設備設計を実施

現況での照度を測定し、照明費用や使用電力の削減を目的としたLED照明への更新設計

閉鎖された空間であるトンネル内の視認性・明るさの確保、火災その他の事故に対する防災対策

施設の維持管理等の費用増加、重大な事故・損傷等の発生リスク低減のため、早めの予防保全対策を推進し、施設の長寿命化修繕計画を策定