道路・交通

当社は、安全・安心に利用できる道路通行機能はもとより、多様なモビリティの交通、賑わいの創出などの人々のニーズに応える道路空間を実現するため、総合建設コンサルタントの強みを活かした道路・交通の計画、道路設計のほか各種対策に取り組んでいます。

道路および道路構造物の計画・設計

道路利用者の安全な移動環境を確保するとともに、自動車の走行性向上や自然地形への影響を抑えたルートを提案しています。そして、工法においても環境負荷に配慮した構造設計から道路に付随するインターチェンジや擁壁、法面等の様々な計画設計を実施しています。また、適切なストック活用と長寿命化、コスト縮減など、総合的な観点から道路整備のための提案を行っています。

渋滞対策・交通事故対策

渋滞は、速度低下によるCO2等の排出量の増加だけでなく、物流コストの増加などにも影響を与えています。経済性や整備効果を踏まえた最適な渋滞対策案の計画・設計を行います。また、交通事故の減少を目的として、交通事故データおよび現地状況の分析や道路構造上の課題検討、地域住民への注意喚起方法や事故要因に即した効果的な対策検討を行います。

総合交通計画

総合交通計画とは、交通に関する個別計画等を策定・実施する上での”指針”として、人口減少や少子高齢化やインバウンドの増加などを考慮し、魅力ある都市の将来像実現のために必要となる都市交通環境を構築するために総合的、かつ一体的な施策展開するための計画です。環境負荷軽減、個別配送サービス需要の拡大、テレワーク等の普及による公共交通機関への影響など社会情勢の変化を、人や自動車、公共交通利用等の動きに関する調査や分析から予測を行い、まちづくりと一体となった総合的な交通計画を提案します。

道路事業計画

道路に必要とされる機能や構造は、高速道路・一般道・街路といった道路の種類や、山間部・市街地といった地域特性など、それぞれの条件により多種多様なものとなります。生活・経済・防災などの総合的な視点からの道路へのニーズに応じつつ、道路整備の必要性や妥当性、またその効果について検討・評価し、合理的かつ効果的に地域の発展に寄与する道路事業計画を立案します。

公共交通・歩行者自転車計画

環境への配慮および健康増進の観点から、自転車活用の増進や歩行者利便増進道路など新たな利活用のニーズの広がりを見せており、それに伴う道路空間整備の多様化が求められています。
公共交通機関では、MaaS・スマートシティとの連携、他の交通拠点との連携、新たなモビリティとの連携といった未来志向の取組や、防災・観光拠点としてのまちづくりへの活用等も期待されています。地域の特性やまちづくりの方針等と連携し、多様なニーズに対応する公共交通空間整備や歩行者・自転車計画を立案します。