
河川
調査・計画・設計
河川整備計画に基づいた治水対策(氾濫をできるだけ防ぐ・減らすためのハード対策)の推進が求められます。当社は、豊富な設計実績に加え、様々な河川構造物の設計に対応しています。また、設計時に設計箇所全体の概況や局所的な地形データの取得が必要な場面ではUAVを積極活用して対応しています。

河川整備計画に伴い治水安全度の向上を目的とした犀川上流の堤防護岸詳細設計

橋梁設置後の河川の流向、流速、河床変動状況を把握

那珂川の堤防整備に伴い新設した排水樋管詳細設計

水辺とその周辺が一体となった魅力的な親水空間の創出に重点を置き、良好な景観形成に寄与する水質浄化施設の整備を水辺活用方針として河川環境を整備
防災・減災
近年気候変動の影響により水災害が激甚・頻発化し、全国で大きな被害が発生しており、被害が発生した際には早急な復旧が求められます。当社は、豊富な災害対応実績に加え、直轄及び地方庁管理河川において限られた期間の中で災害復旧申請調書・工事発注図書の作成に対応しています。また、流況解析、浸水想定区域図の作成等の対応とともに洪水予報・水位周知河川以外の小規模河川の氾濫推定図作成にも積極的に取り組んでいます。

令和元年の台風第19号豪雨災害により千曲川堤防が決壊。災害復旧事業により実施した堤防強化設計

想定し得る最大規模の降雨による氾濫シミュレーションを実施し、関連市町村が実践的な洪水ハザードマップを作成するための浸水想定区域図を作成

発注者より要請を受けた場合、速やかに現地調査を実施し、災害復旧申請書の作成から災害査定費用の算出に必要な設計図等を作成

洪水により河岸及び河床洗掘が発生。災害復旧事業により実施した堤防護岸設計

2015年9月の関東・東北豪雨により鬼怒川堤防が決壊。それを受けた「鬼怒川緊急対策プロジェクト」の一環として実施した築堤詳細設計
維持管理
道路橋やトンネル等と同様に河川構造物も高度経済成長期に集中的に整備され、今後急速に老朽化することが懸念されます。当社は、施設の老朽化調査、健全度評価、整備・更新の優先度、ライフサイクル計画、長寿命化計画、補修・更新設計等に対応しています。

排水樋門の補修・更新設計に必要な鉄筋等の構造諸元を把握するための調査

維持管理シナリオに基づく維持管理予算の中長期シミュレーションを実施し、最適な保全計画を策定

各設備の調査結果をもとに健全度を把握した上で補修・更新の方針を立案し、ゲート設備の補修設計を実施

河川管理施設長寿命化計画をもとに水門ゲート整備・更新の詳細設計を実施