お知らせ

令和5年度土木学会 論文賞 を受賞しました

横ずれ断層の近傍に建設される橋梁の形式選定に資する断層変位の影響評価

2024年05月14日


弊社インフラ技術研究所 佐々木 達生 主任研究員、大阪支社 冨田 二郎主幹、松本 裕介上席技師ほか共著論文が、公益社団法人土木学会から令和5年度土木学会 論文賞 を受賞いたしましたので、お知らせいたします。

土木学会論文賞は、原則として、土木学会誌、土木学会論文集、その他土木学会の刊行物に研究、計画、設計、施工、考案、維持管理などに関する論文を発表し、独創的な業績を挙げ、これが土木工学における学術・技術の進歩、発展に顕著な貢献をなしたと認められる論文の著者に授与されるものです。(公益社団法人学会ホームページより)

受賞論文

横ずれ断層の近傍に建設される橋梁の形式選定に資する断層変位の影響評価
[土木学会論文集, Vol.79, No.13, 22-13008, 2023.]
佐々木 達生,木村 幸治,後川 徳哉,物袋 幸雄,湯原 誠,豊茂 雅也,筒井 啓太,冨田 二郎松本 裕介

※太字:弊社社員


抄録
橋の建設が計画される位置に過去の断層活動による破砕帯が存在する.断層活動による地震が発生した場合,断層変位による基礎の永久変位が予測されるが,断層変位が生じたとしても橋としての機能を維持するために,橋として甚大な被害を防ぐことが要求される.本検討は,近傍に断層は存在するものの,位置は不明瞭とされる箇所に計画される橋を対象として,地震動と重畳して作用する断層変位の影響を評価した橋梁形式の選定を行うことを目的としている.静的漸増解析による断層変位に対する変位追随性を把握した上で,断層情報に基づいて生成した断層変位を含んだ入力地震動を用いた時刻歴応答解析を実施した.この結果,断層変位に対する変位追随性に優れる橋梁形式が,必ずしも重畳する地震動に対しても構造的に有利とならないことが明らかとなった.

Key Words: fault displacement, displacement followability, seismic motion, nonlinear response analysis





【お問い合わせ先】

~ 人と自然が微笑む社会へ ~
DNホールディングスグループ
大日本ダイヤコンサルタント株式会社 広報室
e-mail:info@dcne.co.jp
公式X:https://twitter.com/Dainippon_Dia
公式note: https://note.com/ne_pr


DNホールディングスグループ・IRメールマガジン無料配信中
配信をご希望の方は、下記の配信登録フォームより登録をお願いします。
URL https://www.dcne.co.jp/IR/mailmagazine/