北浜海岸津波避難施設

地震発生時、津波から緊急的・一時的に避難するための津波避難施設の設計を行いました。

東日本大震災以降、津波に対する意識が非常に高まっています。加えて、東海地震、東南海・南海地震による津波の発生が懸念されており、全国各地で津波避難施設の整備が行われています。神奈川県では、「かながわグランドデザイン」で「津波被害を軽減する対策の強化」を掲げ、津波避難施設の整備を推進しており、県管理港湾の3港湾(湘南港、大磯港、真鶴港)に施設整備を行いました。

北浜海岸における避難施設

地方港湾大磯港においては、高い建物などの避難施設はありませんので、津波発生時には西湘バイパスの北側にある高台に避難することが原則となっています。しかし、海水浴客のうち、特に海の中で遊ばれている方やサーファーの方などは避難に時間がかかるため、この様な方が津波から緊急的・一時的に避難できる津波避難施設として設置したものです。

構造概要

避難床面高さT.P.+11.0m
避難対象人数100名程度
床材裸足の方を考慮(プールサイドと同等)
蓄光材の使用夜間の避難を想定
大磯町景観条例に基づく色の使用
洗掘砂浜への設置のため、全て砂がなくなっても倒壊しない設計

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