新卒入社地質・地盤調査分野

施主から信頼され業務を任される人材になる

融合理工学府 地球環境科学専攻
2021年入社 H.K
#新卒#技術部門#地圏地質室#地質調査・解析(断層・地質構造)#ボーリングコア観察

業務内容とやりがいについて教えてください。

放射性廃棄物処分場の建設候補地選定のための「文献調査」や、候補地評価のための地質環境調査・評価技術の有効性、妥当性、課題などの確認を目的としたボーリング調査における「ボーリングコア観察」、候補地評価のための調査・評価技術整備を目的とした「現地踏査」などを担当しており、現在は「文献調査」業務を中心に取り組んでいます。「文献調査」では、調査の目的(例えばある地域の地殻変動傾向など)に関連する情報がありそうな論文や書籍を幅広く収集、必要な情報を抽出していき、目的に沿って、それらの情報を統合し、取りまとめていきます。この際に地形学や堆積学、岩石学に火山学などの多角的な観点から調査することで、その地域の持つ特徴が浮かび上がってきたときには大きな達成感を得ることができます。

入社の決め手は何ですか。

私は学生時代に堆積学を専攻していたこともあり、就職活動の際は地質に強い建設コンサルタントなどを中心に選考を受けていました。最終的に大日本ダイヤコンサルタントに決めた理由としては、「原子力」関係の業務に幅広くかかわっている実績があったためです。原子力関連施設は国から非常に高い審査基準を設けられているため、その立地調査は様々な分野の高度に専門的な知識を必要とした大規模なプロジェクトとなります。原子力には忌避感を抱いている人もいるとは思いますが、私の場合は親が原子力関係の仕事をしていたため、原子力関係には比較的親しみを感じていたこともあり、大学で専攻した堆積学の知識を原子力と絡めてどれだけ生かせるかチャレンジしたいと思い入社を決めました。

今後挑戦したいことや夢について教えてください。

今の私は、比較的小さな仕事は一人で任されるようになってきましたが、大きなプロジェクトではたくさんある項目のうちの一部を任されて、担当の項目をこなしています。一方で、上司の方々はこういった大きなプロジェクト全体の進捗を管理しながら、施主との打ち合わせなどを通じて施主の本当に求めている成果が何かを理解し、満足度の高い成果を組み上げていくので大変尊敬できます。私もさらに多くの知識を身につけ、多くの業務経験を積むことで、大きなプロジェクトを管理技術者として完遂し、施主からぜひまた仕事をお願いしたいと言われるような一流の技術者に成長したいです。そのためにもまずは「技術士」の取得を第一の目標に、日々仕事に勉強にと取り組んでいます。

休日の過ごし方を教えてください。

内勤の際は家でゲームや動画鑑賞をしたり、近所の入浴施設に出かけたりなどゆっくりと過ごしていることが多いです。一方で出張中は各地の観光名所を巡ったり、地元の名産料理に舌鼓を打つなど積極的に周辺に出かけるようにしています。北海道から沖縄まで幅広い地域に出張へ行かせていただいているので、様々な新しい体験ができる出張先での旅行は、仕事をしていく中での一つのモチベーションになっています。

取材記事は2025年12月に作成したもので、
所属は取材当時のものです。