現場と最先端技術を融合し、安全な未来を築く

業務内容とやりがいについて教えてください。
道路やダムといったインフラ整備に必要な地質調査や水文調査、道路防災点検など、土木地質に関わる多様な業務に携わっています。また、地震や豪雨などの災害発生時には、現地に赴いて被災状況の把握や原因の特定、復旧に向けた調査などにも携わっています。
学生時代に学んだ地質学に加え、地形学や工学的な視点を組み合わせながら、地中の“見えない情報”を読み解くことに大きなやりがいを感じています。特に、土砂災害などで寸断された道路の早期復旧に貢献できたときには、社会の基盤を支える責任と誇りを強く実感します。
目に見えない地質や地下水を可視化し、安全で安心な社会を築いていく。その一端を担えることに、日々大きな使命感とやりがいを持って取り組んでいます。
入社の決め手は何ですか。

学生時代に地質学を専攻していたことから、その知識を活かして社会に貢献できる仕事がしたいと考え、建設コンサルタント業界を志望しました。中でも大日本ダイヤコンサルタントは地質分野に特に強みがあり、全国規模で国のインフラ事業にも携わるなど、技術力の高さとスケールの大きさに魅力を感じました。
入社の決め手になったのは、大学の先輩である社員の方から話を聞いた時に、専門性の高い仕事に真剣に取り組む姿勢はもちろん、若手の意見やチャレンジも積極的に受け入れてくれる風通しの良い職場環境があると感じました。実際に入社してからも、その印象は変わっていません。
地質の知識を活かしながら、自分の意見もしっかり発信できる環境で、やりがいを持って働けています。
今後挑戦したいことや夢について教えてください。

国立研究開発法人の研究所に出向し、そこで道路斜面防災に関する研究を行いました。GISを用いた崩壊危険箇所の推定手法や、崩壊土砂の道路への影響評価など、最先端の技術を学ぶことができました。その一方で、現場でしか得られない情報があり、その重要性を実感しました。この経験を活かして、道路防災点検業務において、現場で得られるデータをもとに個別斜面の崩壊危険箇所の推定や危険度評価を行い、より安全で安心な道路の維持に貢献したいと考えています。
また、現地で取得した地下水に関するデータや学んだGIS技術、地形の知識を活用して、水理地質構造の検討にも役立てていきたいと思っています。業務で得た知見を学会発表などの課外活動を通じて広め、社内外で認められる技術者となり、業界全体に貢献できるよう日々努力を重ねていきたいと考えています。
休日の過ごし方を教えてください。

小さい頃から野球をしていたので今でも草野球で汗を流しています。そのおかげで会社の仲間と出場した建設コンサルタント業界の野球大会では大活躍です。ほかにも、リレーマラソンに出場したり、夏フェスに行ったりとアクティブな休日を過ごし、リフレッシュしています。
取材記事は2025年12月に作成したもので、
所属は取材当時のものです。